The Grand Lodge / グランドロッジ


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日本グランドロッジの場所は、東京タワーから石を投げれば届くほど近くにある、東京メソニックビル(東京メソニックセンター)の中です。
東京メソニックセンターは、日本メイスン財団(旧東京メソニック協会)が所有しており、同センターには日本グランドロッジだけでなく複数の関連団体も入居しています。

センターの所在地は、かつて久松伯爵家が所有していました。

久松家は、四国の広い地域を支配した大名の家系で、その血筋は徳川家康にまでさかのぼります。家康は日本を治める政権を築き上げ、その治政は明治維新が西洋型の民主主義を導入するまで続きました。

日本の藩主を支配するため、徳川幕府は参勤交代制を強いました。藩主たちは2年に1度、江戸(東京)に置かれた幕府に名目上の軍役奉仕を行なうために滞在する必要がありました。江戸滞在時、藩主たちは家族を先祖代々の家に残していく必要がありました。また江戸を離れる際は、家族を江戸に残しておく必要があったのです。豪華な滞在施設を江戸に維持したり、一族全員が毎年行き来したりするための財政負担により、どの一族も、徳川幕府を軍事的または経済的に脅かすだけの富を蓄えられないようになりました。

その地位を維持し続けた久松家にふさわしく、江戸の所有地は広大で、その建物も壮大なものでした。

封建制度の解体により、ほとんどの貴族の財産は減っていきました。久松家の所有財産は、帝国海軍将校の親睦団体である水交社によって買い上げられました。水交社は、その土地にモダンな鉄筋コンクリートの建物を建てましたが、優美な日本庭園はそのほとんどを維持しました。

水交社は東京の空襲を免れ、しばらくの間、進駐軍の娯楽施設として使われます。やがて水交社ビルは日本政府によって売りに出され、スコティッシュライトおよび東京メソニック ロッジNo. 2が資金を調達してこれを買い上げました。彼らはこの目的のため協力し、公益法人を作りました。これが東京メソニック協会(TMA)です。

長年の間、TMAやさまざまなメイスン以外のテナントが旧水交社ビルを利用してきました。構造が老朽化し、維持費が高額になった時、TMAは清水建設と森不動産(現森ビル)という2つの大手企業と施設整備の計画を行なうことにしました。水交社ビルは取り壊され、代わりに収益を生み出す2つのオフィスビルが建設されました。新しい東京メソニックセンターは、土地の一角にある一見すると控えめな二階建てのビルに移されました。しかしその小ささは見た目だけのものです。地下の複合施設は大規模なもので、広い会議室や、立派なケータリングと食堂の設備を備えています。ビルと内装の現代的なデザインは絶賛され、メイスンの建築物研究で数多く取り上げられています。

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2-4-1 Shibakoen, Minato-ku, Tokyo 105-0011

105-0011
東京都港区芝公園2-4-1
芝パークビルB館1階

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